コスメ業界の苦悩 ①値上げか格下げか
こんにちは!

ディステルのうーきちです。
久々の更新です。
めまぐるしく変化し続ける世界情勢への対応に追われていました。
…大袈裟ですが。
コロナが「普通の病気」になって、予防接種の義務はなくなり、どこへでも渡航できるようになり、マスク着用者が極めて少数派になったドイツは今、大変な不況です。
日本の方々には対岸の火事のように映っているかも知れませんが、ロシアのウクライナ侵攻はエネルギー危機を招いています。
なぜなら、近年、ドイツは原子力発電を拒み、ロシアからの天然ガスに依存していたからです。
「じゃあ、原子力に戻すか」とはならないのがドイツ人。
2022年の電源構成に占める割合は6.4%です。
かたや隣国フランスは77.63%。
原子力発電事業を100%国有化し、さらなる増設を目指しています。
「それが何か?」と思う方のために補足すると:
EUを支えた農業国ウクライナからの原材料供給が停止して物価が上がり、それを支える政策で人件費が上がり、工場を稼働すればエネルギー価格の高騰でコストが爆上がり状態なのですから。

そして今年も上げるそうです。
双璧を成すブランドはメイクアップ製品の縮小を発表しました。
経費節減にも徹底的に取り組んでいるようです。
別のブランドはトータルリニューアルして原材料を変えました。
以前よりレベルの低いものに。
何の告知もせず、格下の成分に変えたメーカーもあります。
これは日本で最もポピュラーなオーガニックブランドです。
それぞれに考えがあっての苦渋の選択です。
が、個人的には品質の維持こそが重要だと思っています。
たとえそれがどれだけ辛いものであろうとも。
オーガニックの店、ディステルはこれからもよいものを選んでお届けしていきます。
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